新型インフルエンザの中国南西地域における流行状況について
(新型インフルエンザ関連情報 NO.27)
2009年9月17日
在重慶日本国総領事館1.衛生部の発表によれば、9月16日15時現在、中国国内31省・自治区で累計10221例の新型インフルエンザ患者が確認されています。このうち14日15時から16日15時に新たに見つかった症例が1118例、さらにこの中の1110例が国内感染によるなど、感染は急速に広がりをみせています。
(衛生部関連報道)
2.西南地域においても感染者数は急速に増えつつあります。各地で発表されている感染者数は以下のとおりです。(各地とも重症例、死亡例は確認されていません。)
(1)四川省 感染例599件 治癒例278件
(四川省衛生庁9月16日発表)
成都市、綿陽市、自貢市、楽山市、南充市、広元市、資陽市等で集団感染が報告されており、西南航空専修学校では休校措置がとられたほか、各校で状況に応じて学級閉鎖などの措置がとられている模様です。
(2)重慶市 感染例128件 治癒例89例 (9月17日時点)
(関連報道(9月17日))
9月1日の新学期開始以降、豊都、大足、忠県、九龍坡、雲陽、渝中、江北、永川などで感染例が見つかっており、このうち、幼稚園と小学校あわせて25クラスを擁する大足県西禅小学校と、6つの高校クラスを擁する豊都県西南大学豊都基地は休校、忠県新立中心小学校では患者が発見された学級の暫時閉鎖などの措置がとられている模様です。
(3)貴州省 感染例7件 治癒例7件 (9月6日まで)
8月1日以降9月7日までに新たな感染例は確認されていません。
(関連報道(9月7日付))
(4)雲南省 感染例116件 治癒例27件
(関連報道(9月16日付))
昆明市の7学校、保山市の2校で集団感染が確認されており、雲南師範大学附属世紀金源学校や雲秀中学(官渡一中)など該当する学校では、休校または学級閉鎖などの措置がとられている模様です。
(関連報道(9月13日))
3. 在留邦人の皆様方におかれては引き続き中国国内の状況に関する関連の情報に注意しつつ、冷静に対応し、手洗い、うがいの励行、及び外出時には、できる限り人混みを避け、マスクをt着用する等の感染防止対策の一層の徹底をお勧めします。
(問い合わせ先)
○外務省新型インフルエンザ相談窓口(海外への渡航関連)
電話:(代表)03-5501-8000
(内線)4101、4102
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/新型インフルエンザ広域情報(第52報:9月4日付)
(携帯版):http://www.anzen.mofa.go.jp/i/(関連ホームページ)
○厚生労働省ホームページ(新型インフルエンザ対策関連情報)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
○世界保健機関(WHO)ホームページ(新型インフルエンザ関連)
http://www.who.int/csr/disease/swineflu/en/(英語)
○CDC(米国疾病予防対策センター)
http://www.cdc.gov/h1n1flu/(英語)
○農林水産省ホームページ(新型インフルエンザ関連情報)